家計簿 | 実録鬼嫁日記

家計簿

ガチャン!


台所で食器を洗っていた嫁が、誤ってコップを床に落としてしまう。


嫁「やっちゃった・・・」


娘「ママぁ!どうかしたの?ヽ(`Д´;)ノ 」



コップが割れる音に興味を示したのか、

娘が嫁の元へと駆け寄っていく。


嫁「ダメぇ!危ないからこっちに来ちゃダメ!」


娘「ピクン( ゚д゚) 」



嫁の大きな声に反応し、台所に行くのをヤメル娘。


嫁「いい、コップの破片がいっぱい落ちてるの。

もし、まどかがそれを踏んで足をケガしたら、ママ泣いちゃうよ」


娘「そうか、ケガしたらママ泣いちゃうんだね」



嫁の言葉を聞き入れ、おとなしくリビングへと戻る娘。


嫁「あなた、ちょっと来て」


カズマ「ん?どうかしたのか?」


















嫁「後片付けよろしくね♪」


カズマ「おいおい、俺はケガしても

問題ないってか(´Д`;) 」




嫁「私がケガしてもいいの?」


カズマ「いや、別にそういうわけでは(汗)」


嫁「でしょ♪だったらあなたしかいないじゃない♪」



そういい残し、台所から消えていく嫁。



頼られている証拠さ(;´Д`)ハハハハ



と、自分に言い聞かせながら、せっせと割れたコップの後始末。



嫁「ちゃんとさぁ、ガムテープで細かい破片も残さないようにしといてね」


カズマ「ガムテープで(・∀・;)・・・・・」




自分でやる時は大雑把。


人にやらせる時は細かく指示。




そんな嫁が今週末から、出産のために実家に帰ることになった。


産まれてからも、しばらくは実家にいるので、

約一ヶ月くらいは自由に羽を伸ばせそう(゚∀゚)


そんなわけで、実家に持って帰る荷物の整理に大忙し。


嫁「ねぇ、荷物まとめるの手伝ってよ」


カズマ「任せとけ(>Д<)ゝ”ラジャー!! 」



自由になれる準備だと思うと、やる気も2倍。


率先して荷物整理を手伝うことに。


カズマ「ん?これは何だ?」


荷物に入れてあったノート。


どうやら、嫁が毎日つけている家計簿のようだ。


そういえば、俺は家の家計簿など一度も見たことがなかった。


給料は全部嫁に渡しているが、その内容までは一切知らない。


嫁は、本当にきちんとやりくりしてるのだろうか?



興味本位で見てみることに。



カズマ「何か、お店のレシートだらけだな(汗)」


買い物で貰ったレシートは即ゴミ箱行きの俺には、

何とも衝撃的な家計簿。


ちゃんと主婦やってるんだな・・・。



普段は何も考えてないように見える嫁だが、

こういうことで、家計をきっちりと守り、

家族を支えてくれている。



そっか・・・。



普段から口癖のように言っている言葉。



嫁「私はやることきちんとやってるから、言いたいこともちゃんと言ってるの」




まぁ、確かにな・・・。



何ともいえない気持ちで家計簿を見ていると、

たまに書いてある不思議な言葉。




飲み会で深夜帰宅 ×


買い物の約束破る ×





カズマ「これはいったい何なんだ?(゚Д゚≡゚Д゚)?」



日付を見ると、飲み会で深夜遅くなった日のことが記されている。


間違いなく俺のこと(汗)



翌日、二日酔いで買い物の約束を取り消したのも

間違いなく俺のこと(鬼汗)



まさか、こいつは家計簿に俺のことを書いているのか?
































嫁のデスノート発見((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル





こいつは、俺のことを克明に書いて何をするつもりなのか?


まさか、このネタを元にゆすってくる気じゃなかろうな(汗)




嫁「ちょっと、何人の家計簿見てんのよ( ゚д゚) 」


カズマ「いっ、いやふと目に入って」


嫁「だからって、勝手に見ないでくれる?」


カズマ「ってか、お前は家計簿に俺の悪口書いてるだろヽ(`Д´)ノ 」


嫁「別に悪口なんて書いてないわよ。



事実を書いたまでよ、事実を( ゚д゚) 」



カズマ「事実(゚∀゚;)・・・・・」


嫁「そう、事実よ事実。

あなたがベロベロに酔っ払って、夜中の1時過ぎに帰ってきたのも事実でしょ」


カズマ「まぁ、確かに・・・」


嫁「次の日、二日酔いだからといって、

約束してた買い物キャンセルしたのも事実でしょ」


カズマ「まぁ、確かに・・・」


嫁「別に書いたからって何をするってわけじゃないけど・・・。

まぁ、簡単な一言日記みたいなものかな?」


カズマ「イヤな日記だな、おい(´Д`;) 」


嫁「とにかく、家計簿は主婦の宝物なんだから。

勝手に見ないでよね」


カズマ「うぃ('A`)・・・・・」




そう言い残すと、嫁はリビングへと消えていった。


まぁ、事実かも知らんが、あまりそういうの書いてほしくはないな・・・。


本当に嫁は俺のことが好きなのだろうか?



何かあると、すぐに文句を言ってくるし・・・。



見るなと言われれば見たくなるのが人間の心理。


嫁が消えてから、こっそりと家計簿を見ることに。




○月×日


中途半端な時間に帰ってきたから娘が起きた ×



カズマ「中途半端って何だよ(汗)」



○月△日


パパのご飯の用意してたらドラマ見逃した ×



カズマ「俺のせいかよ(;´Д`)ノ  」




俺の愚痴しか書いてないじゃないか!


あのヤロウ( ゚д゚)



一ヶ月間とはいえ、実家に帰って離れ離れになる。


清々するじゃないか(゚∀゚)




カズマ「ん?」





































○月×日

コップの破片を片付けてくれた♪ ◎



カズマ「・・・・・」




嫁のデスノートは、俺の心を震わせる。




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